• (兵庫県神戸市)東灘区保護司会

令和3年1月17日 FACEBOOK道谷保護司

日付が変わり、あと5時間ほどで、その時間がやってきます。その時間とは、今

から26年前の1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災です。今

日も大学入学共通テストの本部詰めのため、震災が発生した時刻は、ちょうど出

勤前にあたりますので、自宅で黙祷しようと思います。昨年暮れに刊行した拙著

『中央区のあゆみ』(神戸市中央区制40周年記念誌)の震災の記述を抜粋してお

きます。「1995(平成7)年1月17日午前5時46 分、150万都市・神戸を襲った

阪神・淡路大震災(兵庫県南部地震)である。戦後最大の惨事となったこの地震

は、淡路島北部を震源とし、震源の深さ14㎞、マグニチュード7. 2(推定)、最

大震度7を記録する大都市直下型のものであった。わずか十数秒の揺れが多くの

大切な生命を奪い、これまで築いてきたものを破壊し、近代都市を壊滅状態にま

で追いやってしまった。三宮周辺から葺合南部のかけての震度7地域を含む中央

区でも2 3 9人(神戸市全市では4 ,4 8 4人、平成7.11.13時点)が亡くなり、建物

も6, 411棟が全壊全焼(神戸市全市では7439 6 棟が全壊全焼、平成7.12.21時

点)、避難者数も最大で90ケ所・39,090人(神戸市全市では589ケ所・236,899

人、平成7.1.28時点)を数えた。電気・ガス・水道といったライフラインはすべ

て切断され、また、中央区内の鉄道もすべて寸断され、被災した人々は、苦しい

生活を強いられることになったのである。」(同書25頁)